MONOLOGUE

by Kanako Kajihara

ゼロを超えていく場所へ。

日本の豊かな風土と侘び寂びの思想から発展した文化や工芸品の表現は、多文化の感性を取り入れながら常に革新を生み出してきました。異なるものを融合する力と精緻な技を磨くこだわりが日本の独特な感性を生み、産業を発展させてきました。

これからの未来も常に安定と挑戦が表裏一体です。気候変動、経済不安、地方の過疎化、人材不足など課題を抱えている日本がモノづくりの環境を持続していくためには、伝統を守る側面だけではなく、時代に呼応する前向きな創造力が必要です。

私たちは、古の智慧と新時代の感性が織りなすユニークな価値を見つめ、国も世代も超えて新たな真善美を創出することが、様々な地域に根付く工場の継続や、継いでいく人材を育てることにも繋がるのではないかと思います。

「SUPER ZERO Lab」に訪れる人たちはモノづくりの過程に触れることや技術を学ぶことも出来ます。
答えは1つだけではなく、未完成なもの程、面白いスタイルを生み出していくのではないでしょうか。

概念を超えていく自由な発想の場として、集い、道を切り拓き、
共に未来への架け橋を作っていきましょう。

SUSTAINABILITY

未来をつくるサステナビリティ

環境配慮に基づく行動を意識し、循環型のモノづくりや廃材を活かした材料を内装や販促ツールとして活用しています。また廃棄物の回収と再活用にも対応しています。さらに糸、素材、製品の背景や製造工程もお伝えしていきます。今後も循環型プロジェクトと積極的にコラボレーションを進め、日本的美学とサステイナビリティを兼ね備えた挑戦に努めていきます。

READ MORE

CREATIVE DIRECTOR

Kanako Kajihara

梶原 加奈子

北海道札幌市生まれ。多摩美術大学デザイン学部染織科卒業。(株)イッセイミヤケテキスタイル企画を経て渡英。Royal College of Art Fashion & Textile Course 修士課程修了。2008年 KAJIHARA DESIGN STUDIO INC.を設立。日本産地の素材を集結させたテキスタイルブランドKANA COLLECTIONを立ち上げ、海外ハイメゾン向けに素材を提案。クリエイティブディレクターとしてもブランディングや地域活性化と連携。2020年第42回繊研賞受賞。ファクトリーブランドのデジタル販売支援プロジェクトCRAHUGのディレクター就任。WWDサステナビリティ・ディレクター養成講師、経済産業省これからのファッションを考える研究会委員。故郷札幌の森にエシカルライフスタイルを軸にしたショップ、ダイニング、ゲストハウスの複合施設「COQ」を立ち上げ、自然と共に過ごすカラーヒーリング&サーキュラーライフを発信している。

BACK TO TOP